こんにちは!『変容のフェーズ診断Ⓡ』メイです。
私は普段から「感情と向き合いましょう!」としつこく言っています。
心理学の世界でも「感情と向き合うことが大事」と当たり前のように言っていますよね。
なのに、なぜ多くの人は無自覚に感情を抑圧してしまうのか?
理由は、そもそも多くの人が怒りという一番パワーの強い感情を、感じたくない、感じちゃダメだと思い込んでいるからです。
その証拠に「感情のコントロール」という言葉はとても人気ですよね。
でも、私から言わせれば感情はコントロールするものではありません。
感情はただ「あるなー」と存在を認識してあげるもの。
そして、あなたの友達のような存在だと思うのです。
感情は友達。追い出されたらどうなる?
ちょっと考えてみてください。
友達に「ひっこめ!出てくんな!」とコントロールされたらイヤじゃないですか?逆に「いていいよー」と優しく存在を認めてもらえたら、安心して居心地がよくなるはずです。感情も同じで、居場所をもらった感情は安心しておとなしくなります。
それなのに、なぜ怒りを認めたくないのか?
癒しオタクの私なんかは笑、自分の外側でイラっとする出来事があると「キターーーっ!まだ癒されたい感情あったんだ!さあ今度はなに?何にこだわってんの、私?」なんて怒りながらも目をキラキラさせちゃいます。(単純にエンパスとして、何かに嫌なエネルギーを感じているのとは別の話になります)
でもそんな少数の変わってる人は置いておいて、多くの人は「怒るのはダメ」と意識・無意識関係なく信じ込んでいます。
なぜ「怒ってはダメ」と思い込むのか?
実はここにはいくつかの背景があります。
①幼少期のしつけや教育
「怒っちゃいけません」「いい子にしてなさい」と言われ続けると、怒る=悪いこと、と無意識に刷り込まれます。
②人間関係で嫌われたくない気持ち
怒ると「怖い人」「わがまま」と思われるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、と不安になる。
だから怒りを見せないほうが安全だ、と学習してしまうのです。
③社会的なイメージ
特に日本では「和を乱さないこと」が美徳とされがちです。
そのため「怒らない=大人」「感情を抑えられる人=立派」という価値観が根強く残っています。
怒りを抑圧するとどうなるか?
そうやって無意識に怒りを抑圧しているから、本当は怒っているのに
・「いや、別に大したことないし」
・「こんなことで怒るなんて心が狭い」
・「社会人としてあり得ない」
と、外側の基準に照らし合わせて「怒るなんてみっともない、子供っぽい」と自分に言い聞かせて、抑え込んでしまうのです。
でもその怒りは、意外とちゃんと表に出ています。
ドアをバタン!としめたり、無愛想な態度で相手に「わかってよ」と示す。他にも、無視したり、何かをやってあげなかったり・・・
こうした行動は心理学では「受動的攻撃」と呼ばれます。そう攻撃なのです。
怒りをうまく扱えないと、人によってさまざまな表現で表に出るので。行き場をなくした感情は抑圧しても、結局どこかで表出して何かにしわ寄せがいくのですね。
例えば、他責思考の人は「平気平気」と装いながらも、先程の不機嫌な態度など、処理しきれない怒りを優しい人や子供など、抵抗できない相手にぶつけてしまうことがあります。
一方、自責思考の人は「こんな怒りを感じる私はダメだ」と自分を責めてしまい、そのエネルギーが体に向かいます。強い疲労感として出たり、抑え込みが続くことでうつ病の引き金になることも少なくありません。
つまり、怒りという感情は、外に向けても内に向けても、大きな影響力を持っているのです。
それくらい、怒りという感情は強いパワーを持っているのです。
怒りはあなたを守るサイン
怒りはただの暴走エネルギーではありません。
「これは私にとって大事なことだよ」
「ここは譲れないんだよ」
※あなたが「こうでなければならない」「こうあるべき」と守っている何かを、あなたが外側に投影して、あなたが見ているということです・・・
そんなふうに、あなたの価値観や境界線を知らせてくれるサインでもあります。
だから怒りが湧いたときは「私は今、何を大切にしているから怒っているんだろう?」と問いかけてみると、その奥にある本音が見えてきます。
矢印を向けるのは、相手ではありません、自分、です。これが「自分と向き合う」ということです。
怒りを感じるのは弱さじゃなく、自然なこと
多くの人が「怒る=人間的に未熟」「大人げない」と思い込んでいますが、それは誤解です。怒りがあるということは、あなたが「心から大切にしているもの」を持っているという証拠。(「投影」という、人によってはちょっと耳の痛い概念に触れることにもなりますが)むしろ怒りを感じられないほうが、心がマヒしてしまっているのかもしれません。
だから、これを読んでいただいてるということは、あなたは少なくとも「自分の怒りを感じている」のですよね?
怒りの感情を認識すらしていない人が多い中であなたは「怒りを感じている」ということに、まずは「おめでとう!」と私は言いたいです。
では怒りをどう扱えばいいのか?
コントロールするのではなく、まずは「あ、今怒ってるな」と認識してあげること。そして「怒って当然だよね」と自分にOKを出すこと。
すると不思議なことに、怒りはだんだん静かになっていきます。
まるで「やっとわかってもらえた」と安心する子どものように。
これだけ?ですよね。これだけなんです。
しかし、幼い過去から長年抑圧してきた怒りのパワーはとても多く、大きいだけに抑圧するにはとても体力を使うのです。もしあなたが上記のように「怒りを認識して、怒ってる自分を許した」のに、なぜかいつも疲れていると感じているのなら、その場合はセラピーで解放するのも一つの手段かもしれません。お気軽にご相談ください。
さいごに
怒りを否定しないでください。
怒りを他人えの攻撃として外に出したり、自分を責めて傷つけない、でも存在はちゃんと認めてあげるましょう。
収まらないエネルギーは、少し滑稽かもしれませんが、部屋でクッション叩いたり、紙に思ったこと殴り書きしてエネルギーを発散させることも有効です。
でもだんだんその場その場で認識し、怒ってる自分にOKを出せるようになってきます。
それが感情と仲良く生きる第一歩です。
「怒りは私の友達」――そう思えたとき、心はぐっと軽やかになります。
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自分の怒りを「ヨシヨシ」しても収まらない場合、もしかしたら、過去の経験から身体に刻み込まれた強い感情かもしれません。
扱うのがちょっと難しいな、と思ったらお気軽にご相談くださいね。
そこを癒して外していくと、もう同じことで怒りの反応が出なくなります。
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