こんにちは! 『変容のフェーズ診断Ⓡ』メイです。
最近、お友達のQちゃんと話している中で、彼女は「パート先で意地悪な人がいて、ストレスで辛い…」と漏らしていました。家庭の事情もある中で「辞めちゃいなよ!」とも言えず、ちょっとモヤモヤした私。
このとき改めて感じたのは、いじめやハラスメントを受けている当事者に向かって、「こうすれば解決できます」と簡単に言えるものではない、ということです。なぜなら、そこには多くの複雑な要因が絡み合っているからです。
例えば、ほんの一部を挙げると・・・
・環境要因
加害的な思考を持つ人が多く存在する職場や学校そのものに問題があります。競争が激しくストレスフルな環境では、攻撃的な言動が起きやすくなります。
・加害者側の心理
自分の劣等感や不安を処理できず、他者にぶつけることで一時的に優位に立とうとする人がいます。これは「加害する側の未熟さ」であり、決して正当化されるものではありません。
・発達段階や立場
特に子どもの場合は自我がまだ確立していないため、理不尽な攻撃にどう対処してよいかわからず、追い込まれやすいです。そのため「逃げる」ことが最善の選択になることもあります。
こうした事情を無視して、いじめやハラスメント真っ只中にいてストレス抱えている人に向かって、毒にも薬にもならないフワっとした綺麗ごととか、「こうすればいい」と単純に言い切るのは、少し無責任かなと思いました。
というわけで今回は、被害者への対処法ではなく、今回は加害者側の心理をひも解く記事を書こうと思います。知ることで心が軽くなる部分もあると思います。
なぜ他人を攻撃するのか?
👉 いじめ・ハラスメントの裏にある加害者側の「弱さ」
加害行為の根底には「自分の不安や劣等感を処理できない」という心理があります。
本来なら自分の内面と向き合うべきところを、外に投影し、他者を攻撃することで一時的に安心しようとするのです。
・自分より優秀そうに見える人を引きずり下ろす
・自分が無価値だと感じないために、誰かを下に置く
・不安やストレスを解消する代償行為として他人をいじめる
つまり、攻撃は「強さ」ではなく「弱さ」の表れ。
実際には「未処理の感情のはけ口」にしているにすぎないのです。
意地悪な人はなぜ印象操作をするのか?
👉 職場や学校で陥れる人の心理
職場や学校に必ずいる、意地悪な人。
他人を印象操作で貶めたり、邪魔したりして、自分が優位に立とうとする人がいます。
なぜそんなことをしても幸せになれないと気づかないのでしょうか?
彼らがはまっているのは“バーチャルの勝ち負けゲーム”
・他人を下げることで、自分が上がった気分になれる
・印象操作で「味方」を増やして安心感を得る
・陥れることで、自分の立場を守れる
一見、賢く立ち回っているように見えても、実際は「ゲームの中でポイントを稼いでいるだけ」です。
本当の安心や幸福にはつながりません。
意地悪な人が目を覚まさない理由
👉 「他人より上」でないと不安だから
・幸せの定義が「他人より上であること」になっている(本人は無意識)
・自分の弱さを認めると崩れてしまうから直視できない(本人は無意識)
・攻撃している瞬間だけ力を持っている気分になれる(本人は無意識)
つまり、気づくこと自体が怖いから、無意識に見ないようにしているのです。
そして、ちょっと恐ろしいことに「気づいて傷つくことを怖がっている自分がいること」そのものを認識していないのです。
これが「眠っている」という意味です。
私の経験上、残念ながらこういった人たちは、本人にとって相当手痛い体験をして目を覚まさない限り自分に向き合うことがないので、一生こうして外側だけに目を向け、勝ち負け上下の比較ゲームの中で生きていくのかなと思います。
本質を生きる人との違いとは?
👉 外側のゲーム vs 内側の豊かさ
意地悪な人は「外側のゲーム」に囚われています。そこでは、誰が強いか弱いか、誰が上か下か、誰が優秀かそうでないか、誰の意見が通るか・・・そんな“見せかけの勝ち負け”が基準になっています。
一方で、私たちがもう一つ選ぶことができる生き方があります。それが「内側の豊かさ」を大切にする生き方です。自分の感情や安心感、人とのつながりといった“目に見えない価値”を軸にして歩む在り方です。
社会の中では、外側のゲームに長けた人が目立ったり、地位や評価を得ることもあります。その一方で、内側の豊かさを優先する人が理不尽に消耗してしまう場面もあります。だからこそ「不公平だ」と感じることもあるでしょう。
でも大切なのは、外側のゲームと内側の豊かさは同じ土俵にないということです。外側の勝ち負けに巻き込まれなくても、内側を大切にする生き方は、最後には揺るがない安心と信頼を育てていきます。
だからもし今つらい状況にあっても、自分の価値観や歩みを疑う必要はありません。外側のゲームに振り回されず、内側を豊かにする力は、あなたを必ず支えてくれます。
ハラスメントから心を守るために
👉 あなたの価値は「外側のゲーム」では決まらない
ここで大切なのは、いじめやハラスメントが起きても、それはあなたの価値とは何の関係もないということです。
・加害者は「自分の劣等感と向き合えない」だけ
・あなたがターゲットになったのはあなたに「価値があるから目立っていた」可能性すらある
・相手のゲームに参加しないことで、消耗から抜け出せる
さらに実践のヒントとして・・・
・相手の言葉や態度を「その人の問題」と切り離してみる(これぞ境界線!ですね)
・本当に信頼できる人にだけ自分を開示する(カタルシス効果:話して整理するだけでラクになります)
・時には「逃げる」「距離をとる」ことも肯定する(日本のお家芸「根性論」はいりません、逃げるが勝ちです)
こうした小さな行動が、「外側のゲーム」に巻き込まれない第一歩になります。
さいごに
👉 「相手のバーチャル勝ち負けゲーム」に巻き込まれない視点
・加害者の心理は「弱さ」と「未処理の不安」の表れ
・印象操作や陥れは、加害者がバーチャルな勝ち負けゲームに夢中になっているだけ
・本質に生きる人は、同じ土俵に立つ必要がない
・相手のゲームに参加しない方法は、境界線を示すこと
いじめやハラスメントは、被害者の努力だけでは解決できない難しい問題です。
でも、「これは相手の未熟さから起きている」と理解できるだけで、
「自分が悪いからだ」と思い込む自己否定のループから抜け出すことができます。
この記事が小さなヒントとなり、あなたの心の荷物をおろすことができれば幸いです。
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